1. 改善活動




お客様に高品質で価値のある商品、サービスをお届けするためにトヨタ生産方式を取り入れたDPS(第一屋製パン生産方式)を掲げ、日々の業務の改善を行っています。
各工場、職場で改善テーマを設定し改善活動を行い月1回の各工場DPS発表会でその進捗、成果を経営陣に直接報告を行うことで、各職場の改善意識を高めつつ自発的に改善が進む環境を構築しています。
また、年1回の改善表彰では優秀な改善事例を選定し評価することにより従業員のモチベーション向上を図っています。

2. 安心安全への取り組み


原材料から流通まで食の安全の為の活動を行っています。
原材料においては、トレーサビリティの徹底を図り、より安全な食の供給に貢献するべく全社体制で取り組んでいます。
原材料を適正に管理し、安定した仕入を行うことで商品供給の安定と商品品質の均一化を図っています。
原料産地や製造元にも逐次訪問し安全性を確認しており、原材料へのこだわりは業界屈指と自負しています。
生産工程においては、近年まで日本ではなじみの薄かった米国のAIBフードセーフティの監査制度をいち早く導入し、製菓・製パン業など食品製造業を中心に食品衛生管理の基準となっている国際標準の規格を用いて監査・指導を行ってきました。
また、さらに近年では各工場で「FSSC22000」認証を取得し、毎年監査を受け更新を行っています。
流通においては、当社の各工場に100%子会社である物流部門の株式会社ファースト・ロジスティックスを併設しています。
製造から出荷までの工程をグループ企業内でまかなうことにより、商品の安定した流通と迅速なお届けを実現しています。
3. 子どもたちへの支援活動




当社では2024年8月より、特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパンのフードバンク事業「グッドごはん」を通じて、困窮するひとり親家庭の子どもたちに向けて、生産工程で余剰となったパンを無償で提供しています。
食品価格の高騰などで支援を必要とするご家庭が増え続ける中、子どもたちのお腹を満たして成長を支えることを目的とした活動です。
食の支援は、家計負担を軽減したり子どもたちの勉強やスポーツに取り組む意欲にもつながるなど、様々な波及効果を生みます。さらに食品ロスの削減にも繋がっており、継続して取り組みを行っていきます。


4. Diversity & Inclusion



当社では外国人技能実習制度や特定技能制度を活用し、計190人(2024年8月末現在)の方に活躍いただいています。
外国人技能実習制度は、我が国が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的とした制度です。
また、特定技能制度は人材を確保することが困難な状況にある産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れることを目的とした制度です。
当社が加盟している国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)が定めた「外国人の受け入れに関する基本方針」に賛同し、様々な背景を持った実習生の方々に快適に働いていただける職場づくりを行っています。
2024年6月 17 日
第一屋製パン株式会社
外国人の受入れに関する第一屋製パングループ基本指針
1.自由意志と人権の尊重に基づく雇用関係の構築
当社は、外国人を雇用するにあたり、一人ひとりの自由な意志に基づく就労であることを確認し、その意志と人権尊重に基づいて雇用関係を構築し、それを維持していくことを約束します。
2.国籍等による差別的扱いの禁止
- 当社は、賃金について、差別的扱いはしません。
- 当社は、教育・訓練の機会提供について、差別的扱いはしません。
- 当社は、労働環境について、差別的扱いはしません。
- 当社は、生活環境および福利厚生について、差別的扱いはしません。
3.帯同家族への配慮
当社は、本人のみならず、帯同する家族の方々の生活環境にも最大限配慮します。
4.文化、慣習等の相互理解と尊重
当社は、外国人従業員の母語・母文化、継承語・継承文化を尊重し、わが国や地域の文化、慣習の理解促進を積極的に行う事によって相互理解をすすめ、お互いを尊重できる仲間として共に前進して参ります。