マルチステークホルダー方針
当社は、「おいしさにまごころこめて」をグループ全社のモットーとし、「誠実、奉仕、努力」の社是、「7つの行動基準」のグループ行動指針に基づき、お客様、株主、従業員、取引先、地域社会をはじめとするマルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。
マルチステークホルダーに社会課題の解決に貢献していると認知されることが、当社のビジネスを継続的に運営するためにも不可欠であり、そのため、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、当社の事業継続や経済の持続的発展につながると考えます。この観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。
- 1.従業員への還元当社は、労働安全を第一に労働環境を整備し、システム改革を含めた抜本的な働き方改革、人事制度改革を進めてまいります。そのために、公平公正な人事評価を行い、福利厚生の充実を図るとともに、会社業績に連動した従業員の待遇改善、エンゲージメントを高めるための社内施策を推進してまいります。そのことが当社の持続的な成長と生産性向上につながり、付加価値の最大化に寄与すると考えます。
その上で、生み出した収益・成果に基づいて、「賃金決定の大原則」に則り、賃金の引上げを行ってまいります。当社は従業員を無限の可能性を秘めた財産であると位置づけ、人材の能力開発と向上に努めることを人材育成の方針として、教育訓練等を積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指します。
具体的には、賃金の引き上げについては労使協議を重ね、会社業績に応じた従業員の納得感のある水準で引き上げてまいります。教育訓練等について業界特有の取組として、パン技術研究所への派遣、各種製パン研修等を行い、若年層のフォロー研修、新任役職者研修、次世代リーダー研修など階層別の研修にも取り組んでおります。また、希望者に様々な講習を受ける機会を提供するなど、自己啓発を推進する取組も行っております。 - 2.取引先への配慮当社は、引き続き、パートナーシップ構築宣言の内容遵守に取り組んでまいります。
なお、パートナーシップ構築宣言の掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げます。
・パートナーシップ構築宣言
【https://www.biz-partnership.jp/declaration/80708-05-01-tokyo.pdf】
これらの項目について、取組状況の確認を行いつつ、着実な取組を進めてまいります。
2024年12月5日
第一屋製パン株式会社
代表取締役社長 細貝 正統